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「旭川で遊ぶ」って何者??

こんにちは。


「旭川で遊ぶ」をご存知でしょうか。

SNSに不定期で投稿されていく完成度がとても高い作品たち。



どれも旭川の様々な場所や時間帯で撮影されており、何かの宣伝かな?と思いきやそうでもないらしい....「旭川で遊ぶ」は一体何なんだ.....


実は僕もよく分かっておりません。

団体なのか?企画なのか?などなど、気になりすぎて夜しか眠れませんでした。


今回は「旭川で遊ぶ」の実態を暴くべく発案者であるモデルとカメラマンの方々にお話を伺ってみました。





竹山キョん

小学5年生まで鉛筆と消しゴムを戦わせて遊んでたら母親に本気で心配されたことがある。





汚軽田夢子さん

「旭川で遊ぶ」のモデル。

Q.小学生の頃にハマった遊びはなんですか?

A.自分がDJもゲストも務める架空のラジオ番組をカセットテープに録音していました。





ハヤシヒロナオさん

「旭川で遊ぶ」のカメラマン

Q.小学生の頃にハマっていた遊びはなんですか?

A.野原しんのすけを師と仰ぎ、一人称を「オラ」にしてました。

暇さえあればポケモンをしたり、録画したエンタの神様を週3で見てました。




一人遊びが得意な3人が集まってしまいました。

大人になっても好き勝手遊んでる大人たちの活動を覗いてみましょう。



キョん:よろしくお願いします。


ヒロナオさん:お願いします。


夢子さん:お願いします。



「旭川で遊ぶ」とは?

キョん:そもそも「旭川で遊ぶ」ってなんですか?



夢子さん:旭川で遊んでます。



ヒロナオさん:芸術だのアートだの表現だのぐだぐだ言わずに「モデルとカメラマンが撮りたい場所で好きなように撮影してる遊び」っていう感じです。



キョん:うお〜〜〜分かるようで分からねぇ〜〜〜けどカッコいい〜〜。もっと具体的に聞きたいのですが「旭川で遊ぶ」っていうのは企画なのですか?団体名なのですか??



夢子さん:遊びって企画になるのかな。でも基本的に仕事でもなんでもないから難しいな。



キョん:依頼を受けて動いてる!とかではないのですね。



夢子さん:そうですね。発注があって答えてるのではなくて「ガチで遊ぼうぜ!」みたいな。



ヒロナオさん:個人としては企画かな。大人が本気で遊べば仕事になるみたいな感覚。



夢子さん:あくまで「仕事ではないから」っていうと逃げみたいなニュアンスにも受けとれそうだけど、私の中では遊びだからこそ真剣にやらないとつまらないじゃん?て感覚。



ヒロナオさん:根っこは本当になんでもなく遊んでるだけなんだけど、発信される時はある程度企画となってる方がいいのかなとも思ってる!



キョん:なるほど、大人が本気で遊んでいる感覚なのですね。ちなみに現在一緒に遊んでるメンバーは何名いますか??



ヒロナオさん:今は実質動いてるのは3人かな。キョんは超スペシャルサンクスですね。



夢子さん:うん。出会わせてくれた主。



>>>照れる<<<



キョん:こちらの写真右のお姉さんもメンバーですか?


ヒロナオさん:そう!デボラさん!夢子さんとデボラさんは、もともと知り合いでした。俺はこの写真を撮った日にはじめましてをして、メンバーになってってお願いしたっていうよりは「また遊ぼうね」が続いてレギュラーメンバーになってくれてる感じです。



キョん:そうなのですね!!!デボラさんは夢子さんの友達でしたか。



夢子さん:この写真内のお店の壁の絵やショップカードやロゴも全部デボラがデザインしてたり、私とデボラがしてるマスクもデボラのデザインなんですよ。



ヒロナオさん:デボラさんはデザイナーとしての一面もあって、写真展のフライヤーやマガジンの制作も、凄いバイタリティでやってくれる、スーパーマンです!



キョん:デボラさんすげぇ〜〜〜、次回また取材させていただく際はぜひデボラさんも交えてお話ししたいです!



「旭川で遊ぶ」をスタートしたきっかけ

キョん:「旭川で遊ぶ」をスタートさせたきっかけってありますか?



ヒロナオさん:キョんのアーティスト写真撮影の帰りに、竹山家で夢子さんとお会いして「今度撮影しようね!」って話をした2週間後くらいに、撮影したのがきっかけかな。



夢子さん:そうそう、その写真がとても良くてヒロナオさんと遊びたい!ってなったのがきっかけ。

その写真がこちらです。かっこよく撮っていただきました。ひひひ。



夢子さん:最初の撮影は「The旭川」という場所でバチバチのファッションフォトを撮りたいなあと思ったのが最初だよね?



ヒロナオさん:そうですね!「ファッションフォト撮りたいね!」から始まりました。

夢子さん:初日に旭川駅前と近くの真っ直ぐな道、緑橋通りと印象的な形の手の噴水で撮影をしてみて、帰りに「これ、シリーズ化したら面白いかもね?」と「また遊ぼう!」みたいなノリでスタートしたと思います。



ヒロナオさん:そこから定期的に撮るようになって、発信しやすい名前つけようとして「そのまんま”旭川で遊ぶ”で良いんじゃない?」って結構ノリでつけた気がする。



キョん:なるほど〜〜〜行動が先だったんですね。



ヒロナオさん:定期的に続ける中で"あった方が便利"だから「旭川で遊ぶ」って名前をつけた感じです。




撮影時の衣装について覗いてみる

キョん:もう少し突っ込んでお話を聞きたいのですが、最初はファッションフォトとして撮影してたけど、今は旭川の様々なスポットで撮影するって感じですよね?



夢子さん:そうですね。



キョん:ファッションフォトが中心でなくなった今では、ファッションに対しての意識って変わりましたか??



夢子さん:綺麗なところで撮影する時は小汚ない感じとか、暗いところだったら鮮やかなものとか、自分が描く空間の中に何色のどんな形の物体があったら面白い画になるかなぁって思い描いて衣装やメイクを考えていています。



キョん:場所の景観を踏まえた上で衣装やメイクを考えたり用意する意識からしっかり作品に落とし込めるの、とても素敵です。



夢子さん:当てはまる既存の服がなかったから作っちゃえとなった撮影場所もありました。



キョん:作った....????



夢子さん:作りました。ソラトサウナの時ですね。これです。



キョん:自作の衣装のクオリティが高い。



夢子さん:古民家の押し入れから出てきたもう使用していない着物が大量に発見されたので、切り刻んで縫ったら出来ました。



キョん:ほ〜〜!!材料、全部着物なんですね。



夢子さん:着物を片っ端から四角に切って、隣合わせで縫って一本の布にして、二段目から少しずつボリュームを持たせる為に繋げる四角を増やしてまた細長い布を作ってを繰り返して良い感じのボリューム感の衣装に仕上げました。



キョん:細かく手間のかかる作業ですね、、、何時間くらいかかったんですか??



夢子さん:5時間半ですね。



キョん:うわ〜〜〜長い〜〜〜



夢子さん:しかもこの日、朝の6時から撮影だったのに直前まで「衣装を作るぞ!」って気持ちになれなくて、前日の0時から作り始めて5時半に仕上げて、そのまま6時の撮影に間に合わせました。



キョん:怒涛のスケジュール。



ヒロナオさん:あの時の衣装が仕上がった時の夢子さんのテンションすごかったですよね。テンションバチバチでした。



キョん:ヒロナオさんもそこにいたのですね!



ヒロナオさん:朝の空気感が欲しくて



キョん:イケメンだ。




撮影について、あと少し覗かせて

キョん:ヒロナオさんは、夢子さんを撮影する際に画角や色味など、なんでもいいんですけど意識していることってありますか?



ヒロナオさん:旭川っていう地名がついた遊びだから、背景はなるべく盛り込むようにしてます。



キョん:ああああ確かに、被写体も背景も綺麗に収まってますよね。バランスが良くて好きです。



ヒロナオさん:色味はなるべくビビッドにするようにしてます。写真が目に止まってほしいし、見てくれた人の印象に残って、「この場所あの写真のところだ!」ってなってくれたら最高!



キョん:あ〜〜それは、それは最高。印象に残りやすい写真って本当に素敵です。ポートレートでもスナップでもない新しいジャンルだなぁって思いながらいつも見てます。



ヒロナオさん:確かに、スナップ写真で終わらないように、背景とシンクロした様子や、対比になってる様子を感じて楽しんでもらえるような、切り取り方を心がけてます。



キョん:かっけ〜〜〜〜〜。





今後の「旭川で遊ぶ」

キョん:最後になんですけど「旭川で遊ぶ」を継続するにあたって目標やこうしていきたいっていう方針はありますか?



ヒロナオさん:目標や目的っていうほどのものじゃないけど、ドラマで見た、映画で見た、本で読んだ、と同じように、写真で見たを生みたい気持ちはある!



夢子さん:そうですね、私は16年程東京で生活していたんですけど、ドラマで見たことある公園や広告になってたモチーフのあるところに出向いた時のワクワク感は「東京に来たんだなぁ」という感情をより高める材料だった気がします。それを旭川でも出来たらいいなぁと。



キョん:テレビとかで見た場所に実際に行ったときの嬉しい気持ちってありますよね。



夢子さん:今はこんなご時世だけどいつかまた観光が自由にできるようになったときに「あ!あの煙突写真でみた!」とかなってくれるとメインの観光以外でも少し楽しいかなと思ってます。



キョん:観光するコンテンツとしてはとても面白いですね。僕も写真をやってるんですけど、新潟で遊ぶとかやってもいいですか?



夢子さん:真似できるフォーマットは用意したからみんなやってみな!て感じ。



キョん:めっちゃ強気じゃん。



夢子さん:「○○で遊ぶ」は全国どこでもできる遊びを発明したなって天才だな!と思ってます。全国どこでも誰でも出来ますよ。



キョん:気軽に真似出来て、自分の住んでる地域をネット上にアピールできるのは本当に天才的な発明ですよ。



夢子さん:真似できないクオリティで私たちはやるけどね!



キョん:負けねえからな。



ヒロナオさん:継続させていくという中では「結構本気でカメラやってるやつの、絶対芸術にしない写真」っていう気持ちが裏側に沸々してます。



キョん:おお、ちょっとそれは内容が気になります。どういうことでしょうか?



ヒロナオさん:SNSではやたら写真って投稿されてるんだけど、改めて「写真を見る」ってなるとなんか敷居が高い気がして。



キョん:ふむふむ



ヒロナオさん:なんでも芸術とかアートとかに引き上げようとする風潮、カメラ買っただけでカメラマン名乗るやつ、そういうものへのカウンター的な気持ちもあります(笑)



キョん:あ〜〜〜わかります(わかる)。勝手に評価やダメ出ししてくるやついますよね。



ヒロナオさん:そういう意味を含めての「結構本気でカメラやってるやつの、絶対芸術にしない写真」です。大人が本気で遊びまくってるだけだからね。



キョん:意外と熱い気持ちが聞けてよかったです。ありがとうございました。



ヒロナオさん:ありがとうございました。

夢子さん:ありがとうございました。





はい。ここまで読んでくださってありがとうございました。

ちょっと活動や実態を覗くくらいでお話を聞くつもりでしたが、意外と熱い話を聞いてしまいすごい得した気分です。



「旭川で遊ぶ」は様々な地域でできる遊びとのことなので、「○○で遊ぶ」が世の中に流行ればいいなと思っております。

僕個人としても、新潟県三条市の地域おこし協力隊に所属しているので、地域を発信するためにやってみようかなって思ってます。負けねえからな。



「旭川で遊ぶ」に興味を持った方や、夢子さんとヒロナオさんの活動をもっと見たい!という方は下記のリンクより色々覗いてみてください。


■旭川で遊ぶ

Twitter   @asahikawaasobu 



■汚軽田 夢子

Twitter @yumekoculta

Instagram @oculta_yumeco



■ハヤシヒロナオ

Twitter @hayashi_hironao24   

Instagram @hayashi_hironao











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